2013年01月21日

家族の救出相談について

アースハートに勧誘され、一生懸命活動している方のご家族の方から、弁護団への問い合わせが大変多くなっています。
「ハンドパワー」を信じていないご家族にとっては、大切な家族が、アースハートに無駄なお金と時間を費やし、また、「覚醒」活動により交友関係を失っていく姿を見るのは大変つらいことと思います。

しかし、私たちは基本的には、経済的被害の回復をするためのお手伝いをしておりますので、大切なご家族に、やめるように説得するという活動は行っておりません。
また、このように言えば効果的です、絶対やめますという方法はないと思います。

まずは、私たちが一番アドバイスしたいことは、頭ごなしに家族を否定しないことです。
アースハートの提唱する「ハンドパワー(マインドパワー)」を信じて一生懸命活動している方に対して、ろくに話も聞かずすべてを頭ごなしに否定しても、ご家族に対し、ただ反抗するだけでどんどん心が離れてしまいます。
心配されているご家族が、まず、アースハートが行っていることを理解し、入会している家族の話に耳を傾けて、なぜそう思うのか、なぜ一生懸命活動しているのか、議論し、本人に考えてもらうことが必要です。

仮に「ハンドパワー」の存在を信じていても、活動の中では数々の矛盾があるはずです。
会員の中には、「病気が治った人がいる」ということはあるでしょう。
ただ、難病が治ったといっている人がたくさんいるとしても、なぜ、その人たちがハンドパワーによって治ったといえるのでしょうか?
目に見えないハンドパワーのおかげで治ったと断定できる根拠は何でしょうか?

たとえば、雨が降った後に病気が治るというひとはいっぱいいるはずです。
しかし、「雨が降った」ということと「病気が治った」ということは無関係であるということはわかるはずです。
それとどこが違うのでしょうか。
「ハンドパワーを習得した」後に病気が治る人は当然いると思うのですが、ハンドパワーによって病気がよくなったとなぜ言えるのでしょうか。

ハンドパワーに病気を治すことができるという効果があるのであれば、世界中に向かって、野中邦子が、無料で「世界中の人の病気よ、よくなれ!」と天主にお願いすればよいのではないでしょうか。

このように、矛盾点を聞きだし、しっかり議論して、なぜ矛盾があるのか、「ハンドパワー」が存在すると信じることに無理があることをしっかり考えてもらい、ご本人が自ら気づくお手伝いをすることが必要なのです。

これには、一定の時間がかかると思われますので、あせらず、しっかりと大切なご家族と向き合ってください。


posted by アースハート・セントマザー被害対策弁護団 at 00:00| ご家族等の問題 | 更新情報をチェックする